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2006.01/01(Sun)

TOTO - スルー・ザ・ルッキング・グラス 

CD/国内盤/2002.9.30

SONYとの契約を切っての第一弾は、なんとカヴァー・アルバム。
新規契約先はCMCで、原盤権を自ら保有、
日本では東芝からのリリース(今度出る新作はキングから)。

原盤管理をきちんとやってないミュージシャンがどうなるかというと、
モータ-ヘッドやヴェノムのように、
あやしげなベストやライヴ・アルバムが横行することになる。
原盤をすべて買い取って、自ら管理しているモトリー・クルーって、
ああみえて、頭が良いわけだ(商売に関してのみ?)。


すったもんだがあって、結局、ヴォーカルは
全盛期間に在籍していたボビー・キンボールにおさまっている。

TOTOのサイトでインタビューを読むと、
「日本盤にボーナストラックをつけるのは
レコード会社からの要求で、ほんとうはイヤだった」
とか、けっこう赤裸々に語っている。

ライナーでも「SONYにいたら、カヴァーの選曲に口出しされていた」
とか、まあ、いろいろと不満があったみたい?



1がボブ・マーリーというのはともかくとして、
2はちょっと驚き。
(個人的に、スティ-リー・ダンの曲で「菩薩」がいちばん好きだ)

3は、天才ギタリスト、ジェフ・ヒーリーがカヴァーして、
ヴィデオ・クリップもつくっている。

5はキンボールのミドルレンジを生かしたヴォーカルが素晴らしい。

8はあまりにも有名なんだけど、
予想外に良いヴァージョンにしあがっている。
すっかり落ち着いたクラプトンよりも、ルカサーのソロのほうが刺激的?
いわゆる、メタル/ハードロックに近いジャンルからの選曲は、
このクリームの1曲だけ。

ジミヘンはあえてはずしたのかな?


曲目:
1.クッド・ユー・ビー・ラヴド (ボブ・マーリー)
2.菩薩 (スティーリー・ダン)
3.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス (ザ・ビートルズ)
4.アイ・キャント・ゲット・ネクスト・トゥ・ユー (アル・グリーン)
5.汚れた街 (スティーヴィー・ワンダー)
6.メイデン・ヴォイヤージュ/バタフライ (ハービー・ハンコック)
7.バーン・ダウン・ザ・ミッション (エルトン・ジョン)
8.サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ (クリーム)
9.朝日のあたる家 (アニマルズ)
10.ウォッチング・ザ・ディテクティヴズ (エルヴィス・コステロ)
11.悲しみは果てしなく (ボブ・ディラン)


評価:★★★★(落ち着いた、オトナのアルバムです)

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